1986年5月 富士山（山スキー）

前日夕方、佐藤小屋に入り一泊。翌朝山頂へアタック。山頂からの滑降をめざします。じつはこの年の2月だったかに初めてスキーを履いて、その3か月あとに富士山にいるって、いったいどうなっているのですかね。しかも単独。無謀です。山小屋での制止も聞かずに登ってしまった。危ない危ない。

山頂から吉田大沢を滑降します。
ここの記述は詳細は省きます（苦笑）。恥ずかしくて書けません。
当時、時間が自由な学生で、かなりの頻度でゲレンデに通いましたが、とはいえしょせんは初心者。整地でシュテムターンができるかどうか。それが山頂直下の30度越えの、北向きの固い雪の斜面をどうやって下りたかはご想像にお任せいたします（笑）。
でも山頂まで行ってしまったからには生きて帰らねばなりません。
2019年の秋だったかに、動画を撮影しながら富士山に登って事故に遭われた方がいましたが、あの方を批判する資格は私にはありません。
私が生還できたのは、5月中旬で、雪が固いとはいえ緩んでいる部分があったから。たんなる幸運に過ぎません。
絶対に遭難しないという強い意志と万全の準備をもって登らないのなら、自分は山に登る資格がないと、自戒をこめて強く思います。

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